2016年5月31日放送のNHK「すイエんサー」にて紹介される「チンアナゴ」。
チンアナゴって砂の中からニュキニョキっと出てくる愛くるしさで人気がありますよね。
実はこの世界で初めてチンアナゴの産卵行動を、日本の水族館が動画で撮影することに成功しました。
そんな歴史的瞬間をとらえたチンアナゴですが、
チンアナゴの産卵ってどんなの?
気になりましたので、調べて紹介したいと思います。
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チンアナゴの産卵はどんな方法?世界で初めて撮影した「すみだ水族館」!
チンアナゴはウナギ目アナゴ科に属する海水魚で、
全長40cm程度、体は灰白色で多数の黒い斑点模様をもっています。
ちなみに「チンアナゴ」の和名は日本犬の「狆(ちん)」に似ていることから「チンアナゴ」とつけられました。
チンアナゴの卵発見!産卵方法は?
チンアナゴの産卵を発見したのは「すみだ水族館」です。
2014年4月14日午前2時頃、飼育スタッフが見回りの際に、水槽の表面に卵が浮いているのを発見しました。
その発見から約半年後に夜間にて、チンアナゴが計17回の産卵行動を世界で初めて動画で撮影することに成功しました。
産卵方法はチンアナゴの雄のみで放精し、雌は雄が放精した別の時間で別の場所に放卵して受精を行います。
チンアナゴの雌雄は放卵・放精する姿を見られるのが、恥ずかしいんですかね?
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チンアナゴ産卵は撮影成功のすみだ水族館!うなぎの生態が明らかに!
チンアナゴの産卵姿の撮影は成功しましたが、受精して孵化したチンアナゴの稚魚は10日間ほどしか生存することが出来ませんでした。
しかし、うなぎの仲間が産卵している直接確認された例は世界でも珍しく、ウナギ全体の産卵の生態を知る手がかりとなる成果となりました。
ニホンウナギも完全養殖をやっと成功できましたが、まだ生産体制に入っていないぐらいですから、ウナギの生殖は謎が多いんですね。
今後もすみだ水族館ではチンアナゴの産卵行動について研究をすることですが、次回は孵化した稚魚が育って元気になることを願っています。
皆さんもよろしければ「すみだ水族館」に行ってチンアナゴを見に行ってください!
【すみだ水族館 場所】
せばな~