2018年9月11日放送の「この差って何ですか?」では、最初に誕生したのは「泉」なの「和泉」に改名した理由と違いを紹介します。
そんな「泉」と「和泉」の違いや由来は?
ということで今回は、「泉」と「和泉」について、
- 「泉」と「和泉」の違いは?
- なぜ「泉」に「和」をつけたの?
気になりましたので、調べて紹介したいと思います。
泉と和泉の違いは?由来は?「和」を付けた理由は?
実は「泉」が「和泉」になった理由は、漢字2文字のよき字をつけると古代日本の国家方針が原因でした。
713年当時、日本は世界最高の先進国である唐を手本にしており、唐と同じように漢字2文字を選んで表記することにしたのです。
また国名などが一字や三字だったので不統一だったのを、これによって統一しようというのが意図もあったと言われています。
そして、政府は各国に以下のようなお触れを出しています。
「諸国の郡名、里名を、好い字の二文字に改めて定着させよ」
これが、「好字二字化令」と呼ばれるもので、漢字2文字を選んで表記を命令したのです。
そのため、「泉」一字の地名だったが、「和泉」という二文字にしたのでした。
ちなみに他にも「木」は「紀伊」だったりと、この時に一文字から二文字に表記を変えた物は多々あります。
なぜ「泉」に「和」をつけたの?
「和」は縁起のよい漢字とされており、だから「泉」に「和」を付けて「和泉」にしました。
これも漢字の字面が良くない場合に、同じ読みで字面の良い漢字をあてる佳字(けいじ)というのを漢字2文字を選んで表記を命令した時に指示しました。
ちなみに代表的な佳字は「牟邪志(むさし)」と書いたのを「武蔵」と直したものです。
スポンサーリンク泉の由来は?
和泉の由来は丸い穴から水が湧き出るさまを象形文字にしたところからです。
そこから「和泉」へと字が加えられていきました。
泉と和泉の違いは法令!由来や「和」を付けた理由は縁起がよい!
「泉」を「和泉」にしたのはその時代の法令で、縁起がよいといことで読まれない「和」を加えたのでした。
このような名残が現在も地名や苗字にもあったりと面白いですね!
みなさんも、自分の地名や苗字のルーツを調べてみてはいかがでしょうか?
せばな~