横浜市港南区で2016年10月に集団登校の列に軽トラックが突っ込み、小学生ら7人が死傷した事故がありました。

 

その事件の判決は、加害者である高齢者は認知症のため不起訴処分となりました。

 

認知症との自覚がなく、事故を引き起こすことが予見できなかったため、過失責任が問えないと判断したとのことです。

 

しかし、これなら認知症であれば責任や罪、賠償金は取ることが出来ないのでしょうか?

 

ということで今回は、横浜トラック交通事故についてと、認知症による交通事故の責任や罪、賠償金について調査していきます。


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横浜トラック交通事故が認知症で不起訴?高齢者の責任や犯罪、賠償金はなし?

横浜市港南区で2016年10月に集団登校の列に軽トラックが突っ込み、小学生ら7人が死傷した事故があり、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕された合田政市容疑者。

認知症 交通事故
(画像引用元:http://www.sankei.com

昔気質だった合田政市容疑者は、当初は供述を変えたりと不可解で認知症なのか捜査していました。

 

そして2017年2月16日に認知症との自覚がなかったなどとして、不起訴処分としたことが分かりました。

高齢者認知症ドライバーの交通事故の責任や犯罪、賠償金は?予防策はないの?

高齢者が増えており、同時に認知症も増えていますが、認知症と診断されても運転を辞めずに人身事故や物損事故を起こしている事があるようです。

認知症 交通事故
(画像引用元:http://cartalk.tokyo

高知大学医学部の2008年に行なった調査では、認知症患者約7300人のうち、11%が認知症の診断を受けた後も運転をやめず、16%に当たる約130人が人身事故や物損事故を起こしていました。

 

さらに警察庁によると、2012年8月までの2年間に高速道路で起きた“逆走”447件のうち、約7割が65歳以上の運転者だったというデータもあります。

 

それほど高齢者で認知症のドライバーが事故を起こして問題となっているのです。

罪や賠償金の責任は家族に?

通常人身事故の場合には、刑法の自動車運転過失致死傷罪で7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金や、危険運転致死傷罪で人を負傷させた場合に15年以下の懲役、人を死亡させた場合に1年以上20年以下の懲役を処される場合があります。

 

更に賠償金として数百万円の支払いを課される場合があります。

 

しかし運転して事故を起こした人が認知症で「責任能力なし」と判断された場合や、本人に損害賠償金を支払う能力がない場合は、家族が「監督責任」として責任を問われることもあります。

認知症 交通事故 責任
(画像引用元:http://www.huffingtonpost.jp

実際に認知症の父が起こしたトラブルで、総額800万円近くの賠償金を母親が賠償金を背負う事例があります。

高齢者認知症ドライバーをなくす為の予防策は?

運転免許更新で取り消しは?

2009年からは75歳以上の高齢者の免許更新には、講習予備検査(認知機能検査)や高齢者講習が義務付けられるようになりました。

 

そして検査で認知症の疑いがある場合は、さらに臨時適性検査(専門医の診断)を受け、それでも認知症と診断されれば、免許停止もしくは取り消しとなるようです。

認知症 交通事故
(画像引用元:http://www.aki-mo.jp

また3年間ごとの更新期間となっていますが、信号無視や逆走等の違反をすると、臨時の検査を受けるようにしているようです。

 

ちなみにこの流れは最近更新されたばかりで、前までは1年以内に違反をしない限り、認知症の疑いがあっても更新できるような流れだったようです。

運転免許を持たせなければ良い?

そもそも運転免許をもたせるのが危険ということで免許証を返納する方法もあり、それを促すように各都道府県は“特典”まで用意しているようです。

認知症 交通事故
(画像引用元:http://www.tomamin.co.jp

例えば警視庁では運送会社や信用金庫、ホテル、商店、飲食店等と提携し、さまざまな割引サービスを行なっていたり、美術館や公園での優待サービスもあるようです。

 

そのため、車が必要ない人なら、返納するほうがお得な場合もあるので、各都道府県の特典・サービスについて相談して返納するのも良い手かと思います。

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車の技術力で補う

近年は車の進歩により、自動的に止まる機能がついた車も出てきており、アクセルとブレーキを踏み間違えても危険は少ないです。

認知症 交通事故
(画像引用元:http://familycar.work

ほかにも高齢者の被験者を使ってドライビングシミュレーターでデータを取り、研究開発を進めており、この高齢化社会の日本にあった車の研究が進められているようです。

横浜トラック小学交通事故が認知症で不起訴?責任や犯罪、賠償金なしではやるせない…

被害者遺族のことを思うと、高齢者で認知症だからといって許せるほど納得出来ないと思います。

 

だからこそ、高齢者で特に認知症の方どうやって事故を起こさせないのか、また車を運転させないのかもっと考えるべきかと思います。

 

実際に最近のニュースでは高齢者による交通事故が多く報道されており、こういった事件はどこでも身近に起きる事故で怖いですね…

 

みなさんも、避けられるか分かりませんが、自分の身は最終的に自分で身を守るしかないので、高齢者の自動車にはお気をつけください。