鑑定番組「開運!なんでも鑑定団」にて、鑑定した陶器が世界で4点目の「曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)」と鑑定され、本物か偽物か真贋論争の問題が起きました。

 

そんな真贋論争の発端を起こしたのが、本物ではないと異を唱えた陶芸家の九代目長江惣吉さんです。

 

一体、異を唱えた陶芸家の九代目長江惣吉さんとはどんな人物なのでしょうか?

また曜変天目は本物か偽物なのでしょうか?

 

ということで今回は、

陶芸家・長江惣吉は経歴や作品は?

なぜ曜変天目茶碗が本物ではないと異を唱えたの?

本物か偽物か分析した結果は?

気になりましたので、調べて紹介したいと思います。


スポンサーリンク

陶芸家・長江惣吉は経歴や作品は?鑑定団で鑑定された曜変天目の真贋論争に決着?

九代目長江惣吉 プロフィール

長江惣吉 鑑定団
(画像引用元:http://barikan.net

生年月日    1963年
出身地     愛知県瀬戸市
職業      陶芸家

経歴

1983年
瀬戸窯業高校陶芸専攻科卒

1984年
大阪芸大中退、家業の染付磁器の窯屋に入る

1995年
父、八代長江惣吉死去に伴い、曜変再現の研究を継承

1996年
曜変が作られた福建省建陽市で開催
中国古陶磁研究会国際討論会に招請を受け論文発表

1997年
建窯の窯址の発掘保存事業に協力

1999年
九代長江惣吉を襲名す曜変再現制作

2010年
東洋陶磁学会において「曜変再現制作の研究、その光彩について」研究発表

2012年
瀬戸市の瀬戸蔵ミュージアムで開催された「ルスと呼ばれた焼き物」展を提唱、企画
瀬戸市より陶祖藤四郎の学術研究委員の委嘱を受け研究、講演
東洋陶磁学会論文集に研究論文「宋代建盞の光彩の研究」が掲載
景徳鎮市で開催された中国古陶磁科学技術国際討論会において論文「再現曜変天目光彩的研究」発表を行う。

2013年
個展開催

九代目長江惣吉の作品は?

「ただ似たようなものを作っても、真の意味での再現ではありません。
論理的、学問的に再現の技術を発表していかなければ、再現したと証明できない」

「曜変天目茶碗」は800年前に中国南部の福建省の建窯(けんよう)で作られ、世界の陶芸史上最も美しく、その美しさをどうやって出したのか最大の謎に包まれた幻の茶碗です。

 

そんな茶碗を茶碗窯業で知られる愛知県瀬戸市の陶芸家親子二代、父親の意思をついで長江惣吉さんは長年「曜変天目」の再現に人生をかけました。

 

昔は父親のように「曜変天目」の再現に取り憑かれるとは思っていなかったとのことですが、現在は父親以上にのめり込んでいるようです。

 

さらに中国で研究発表をしたり、父の代わりに行った中国で建窯の窯址(かまあと)にも行って、現在も再現するのに人生を捧げています。

 

動画にその再現作品を紹介しています。

そして現在は同じような光彩出す「曜変天目」の確率も上がっているが、まだに納得したものが出来ずに発表までは行っていないようです。

「まだ目標とする稲葉天目には達していません。
納得しないと発表できない。実制作で美しいものを作らないと意味がないからです。
あいまいにやると、自分の人生の意味がなくなる。自分の個性を生かし、自分を自由にするために必ず成功したい」

九代目長江惣吉さんは親子二代にわたり「曜変天目」に人生をかけており、今後も確実に再現して成功しようと意気込んでいるようです。

鑑定団・曜変天目の真贋論争?

「中国の建窯で作られているお土産品レベルの曜変の紛い物だったからです。」

「きっと何かの冗談だと思いました。『今日はエイプリルフールじゃないけれど?』」

「鑑定されて絶句しました。」

「『あの紛い物のどこが曜変だ!』と。日本の恥です。本当に恥ずかしいことです。」

鑑定番組「開運!なんでも鑑定団」で、男性が所有する陶器が世界で4点目の「曜変天目茶碗」と鑑定されました。

鑑定団 曜変天目
(画像引用元:http://puyoman.com

しかし、長年再現に人生をかけてきた九代目長江惣吉さんが異を唱えたのです。

 

「曜変天目茶碗」は“曜変”とは“光り輝き、変幻する”を意味を表し、表面を覆うガラスの部分は天然材料が使用され、焼き方によって色合いが変化し、ブラックオパールのように鮮やかな光彩を放ちます。

 

そんな表面を覆うガラスの部分はヨーロッパで18世紀以降に開発された「スピネル顔料」を塗りつけて発色させたものだとYouTubeにて見解を発表しました。

この意見に「実物を見ていないのに鑑定できるか」と反論されましたが、映像を見ただけで偽物と判断でき、非常にレベルの低い「紛い物」で曜変とは全く違うと意見します。

 

確かに長年、親子二代に渡って曜変天目茶碗の再現に人生をかけ、徹底的に見てきた長江惣吉さんですから説得力もあり、この問題は大きくなっていきました。

スポンサーリンク

「曜変茶碗」を分析!化学顔料ほぼ検出されず?

「曜変天目茶碗」が偽物か本物なのか論争がおこったため、奈良大が成分分析を行いました。

長江惣吉 曜変天目
(画像引用元:http://www.topics.or.jp

結果は18世紀以降に開発された化学顔料はほぼ検出されなかったことが、2017年2月27日に分かり、偽物とは断定できなくなりました。

 

しかし、長江惣吉さんは正確な分析に欠かせない器の洗浄が行われていない、分析方法に疑念もあり、本物かは分からないと意見を曲げていません。

 

そのため、まだまだこの曜変天目茶碗が本物か偽物かの論争は続くようです…

陶芸家・長江惣吉は経歴や作品は曜変天目に人生を賭けた!鑑定団の真贋論争の決着は?

親子二代に渡り曜変天目に人生を賭けている九代目長江惣吉さん。

 

だからこそ、鑑定団で鑑定した「曜変天目茶碗」が本物か異を唱えてここまで論争が繰り広げられているようです。

 

今後もこの論争は長く続きそうで、できれば直接、九代目長江惣吉さんに見せて鑑定してもらうのではどうでしょうか?

 

ただもし本物と分かったら和解し、「曜変天目茶碗」の再現・研究に使ってみては如何でしょうか?

 

とにかく、早くこの論争に決着がつくことを視聴者として見守っていきたいと思います。

 

せばな~